自動車メンテナンス

ミニバンワールドフレンディ−自動車趣味− タイトル

 

冷却水交換(前編)

 

 冷却水は、エンジンの温度をコントロールする必要不可欠なもの。基本的には「水」なのだが、冷却系統を錆や腐食から守ることや、冬季の凍結を防止するためにエチレングリコールを主成分としたLLC(ロングライフクーラント)を添加している。ここ最近では長期にわたり交換不要な「超LLC」と呼ばれるものも出てきているが、従来の通常のLLCは2〜3年程度(概ね車検毎)の交換が必要だ。

 フレンディの場合、キャブオーバーなためエンジンとラジエータの間隔が広いことに加え、リアエアコンまで装備されており、冷却水交換はかなり困難な部類に属する。しかし前回交換から2年半経っていることだし、何とかがんばってみようと考えた。(ご注意:以下はあくまでも管理人の用いた方法の紹介であり、正しいかどうかはわかりません・・)

 

冷却水(LLC)

 

 手始めに近くのホームセンターに出向き、LLCを仕入れる。冬場は頻繁に雪山に登るため凍結温度を−18度としたい。この製品は、原液濃度80%のもので、ボトル側面にLLC40%、水60%で凍結温度−18度となる旨の説明があった。

 フレンディ(ディーゼル)の冷却水容量は13Lなので、13×0.4=5.2LのLLCが必要。よって2Lのボトルを3本購入した。価格は1本700円程度。

 

エアコンの温度設定

 

 冷却水交換の前には、フロント、リアともにエアコンを最大温度に設定しておく(エアコンのヒーターコア内の冷却水も排出させるため)。ファンの風量はどうでも良い。

 

ラジエータのドレンコック

 

 フレンディのラジエータのドレンプラグは運転席側にある(写真赤丸)。指でひねるだけで開くが、冷却水温が高いときは、やけどに注意。もっとも、エンジンが冷えているときの交換を前提とする。

 

冷却水抜き取り(ラジエータ)

 

 冷却水の垂れ流しは地球環境に良くないので、可能な限り容器に受ける。リザーバー側のキャップを外しておくと、大気圧によりスムーズに抜ける。なお、今回はこのドレンから7L程度排出できた。

 

冷却水の抜き取り(リアエアコン)

 

 リアのヒーターラインからも排出を試みた。ホースの差込み付近がポロリと外れてしまわぬことを祈りつつ、徐々にホースを引き抜く。結果、この位置から1〜2L程度排出できた。

 

エア抜きホース

 

 上の写真は、助手席側エンジンルーム内にある「エア抜きホース」。先端に樹脂製の栓がクランプで固定されているため、取り外しておく。また、冷却水ライン洗浄の際はこのホースから水が出るため、先端を車体下に出しておく。

 

ラジエータキャップ

 

 ラジエータ上部にあるエアコン用のダクトを取り去った状態が上の写真。ダクトはプラスチック製のスナップ?2個で留まっている。スナップの中央の丸い部分をマイナスドライバーなどで引き上げるとスナップ本体が引き抜ける。そして写真赤丸のラジエータキャップを取り外す。

 

ラジエータ洗浄中

 

 冷却水ラインの洗浄をはじめる。水道につないだホースをラジエータに軽く差し込み、水を流す。水量があまりに多いと各部からの排出が間に合わずホースが飛び出す。少なければ洗浄が・・。あと、注意点だが、エンジンが温まっている状態で急に冷水を注入するのは避けるべきだ。最悪の場合、エンジンにクラック(ひび割れ)が入る恐れがある。

 

冷却ライン洗浄中の様子

 

 上の写真が洗浄中の状態。各部より透明な水が出るようになればよいだろう。構図の関係上、リアのヒーターラインからの排水が目立つが、赤丸の位置にエア抜きホースからの排水、青丸の位置にラジエータのドレンからの排水がある。

 さらに万全を期すため、一旦ホース類やドレンを元の状態に戻す。このときエアの混入を避けるため、水を流しながらホース類をはめていくのが良いだろう。ただ、水道からの流量の調整はまめにやらないと、ラジエータに差し込んだホースが飛び出してしまう・・・。ラジエータやリザーバーを水で満たしたら、水の漏れていないことを確認して、エンジン始動。水温計が通常の位置までくれば、サーモスタットが開き、隅々まで綺麗な水がいきわたっているはずだ。もちろん、リザーバーの水位は常にチェックし、水切れをおこさぬように・・。

 

 

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