自動車メンテナンス

ミニバンワールドフレンディ−自動車趣味− タイトル

 

冷却水交換(後編)

 

 前編では、冷却水の抜き取りからラインの洗浄までを行った。後編では冷却水の注入からエア抜きまでを紹介する。

 冷却水の注入方法はおおむね2通り。あらかじめLLCの原液と水を混合し、目的の濃度にしたものを注入するやり方と、冷却水ラインの総水量から計算されたLLCの原液を注入し、その後水で薄めるやり方がある。今回の交換作業では、洗浄を実施したためラインに水が結構残っていることを踏まえ、後者(LLC原液注入後水で希釈)を用いる。

 

冷却水ラインを水で満たす

 

 フレンディの冷却水ラインは非常にエアが抜けにくい。どの程度効果があるかわからないが、後で行うエア抜き作業の負担をできる限り減らすために、ラインに水を注入しエアをできる限り押し出しておくことを考えた。注入の際はリアヒータのホース、エンジンルーム内のエア抜きホースの栓を一旦外しておく。各ホースから排出される水の中にエアの混入が見られなくなったら、ホースの接続、および栓をする。この段階で、冷却水ラインが水で概ね満たされたと考えられる。

 次に、LLCの原液の注入に移る。今回はLLCを5.2L注入することとしているので、その分冷却水ラインを空ける必要がある。リアのヒーター側などにエアの混入がないことを祈りつつ、ラジエータのドレンコックをひねり、静かに水を排出する。水は容器に受けておき、5L程度排出されたことを確認できたらいよいよ原液注入となる。

 

LLC注入

 

 本来はオイルジョッキやじょうご等を利用すべきだろうが・・・。時間の関係上今回は直接

注ぎ込んだ。ラジエータには4L程度しか入らなかった。残りの1.2Lは、ラジエータのキャップを閉めた上で、リザーバータンクに注ぎ込むこととなる。そこにさらに水を追加し、FULLラインまで水面を上げておく。なお、ラジエータのキャップを閉めずにリザーバー側に注入すると、ここからあふれ出してくるので注意が必要。また、エア抜き作業が終わるまでは、リザーバー側のキャップは閉めないでよいと思う。また、エアコン(ヒーター)は、前後とも最大温度に設定しておく。

 

エア抜き

 

 そして、エア抜き作業に移る。エンジンルーム内のエア抜きホースの栓を外し、その先端を何か容器で受けておく。エンジンを掛けまずはアイドリング状態を保つ。ホース(容器)の高さを徐々に下げていくと、先端から冷却水が出てくる。容器が満タンになりそうになったら、ホース(容器)を持ち上げて流出を止め、ホースに栓をする。容器にたまった冷却水は、リザーバータンクに注ぎ込む。冷却水は徐々に加熱されてくるので、「火傷」に注意が必要だ。熱湯が突然飛び出してくることもあるため、細心の注意をはらいましょう。ホースから排出される冷却水にエアの混入が見られなくなるまでこの作業を繰り返す。管理者の場合、これを5回ほど実施。

 その後は、エンジンを空ぶかししながら作業を続け(誰かに手伝ってもらうのがベター)、とにかくエアを追い出す。エアの混入が見られなくなれば、エア抜きホースに栓をして、ホースバンドで固定し、もとの位置に収める。リザーバータンクのキャップを閉める。

 

リザーバーに補充

 

 交換後は走行のたびごとにリザーバーの液面をチェックする。走行中の振動などで、徐々にエアが抜け、リザーバーの液面が下がっていくためだ。交換後しばらくの間は、容器に水を入れて携行しておくことをお勧めする。なお、減った分は、エンジンが冷えてから補充する。ラジエータキャップなどにも注意書きがあるが、エンジンが熱いときにキャップを空けると、高温の冷却水が噴き出してくることがある

 管理者の場合、1時間程度の走行をした翌朝に、減った分をリザーバーのFULLラインまで補充した。これを3日繰り返すと、それ以上は減らなくなり一応作業完了となった。

 

 

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